ちょっとそこまでの世界

ちょっとそこまでの世界(私の周り)について

『小さな家の暮らし』

『小さな家の暮らし』

柳本あかね 著

 毎回感想を書く時間はありませんが、時間が許す限り読書記録を付けていこうと思います。

 今回は上記の本を図書館で借りて読みました。

 夫婦2人で30平米のワンルームマンションにお住いだそうです。私も夫婦2人暮らしで、現在は3DKの間取りの賃貸マンションに住んでいます。

 この本の中であった、「お互いの気配を感じることができる」という点に非常に共感しました。

 私の住む地域は持ち家率全国No.1であります。地元も3位かな。みなさん結婚すると同時に家を建てたり、数年して家を建てたりするのが割と当たり前の地域です。そのためか、一軒家に憧れた時期もありました。しかし今は一軒家を持つことに対してこだわりはありません。その理由が、お互いの気配を感じる生活に不満がなく、安心できるから。一軒家に住むとどうしても、リビングと個室ができてしまいます。個室にいると、気配が感じられませんし、夫婦2人だと一緒に住んでいる意味がないというか、一人暮らしをしているような形になってしまいます。私は他愛もないことを旦那と話しながら、ゲームをしたり、読書をしたりすることが心地よいです。ですので、この本に買いてあった小さな暮らしには憧れます。お互いを感じながらも、自分の好きなことをする生活スタイルが参考になり、また、自分の暮らしに対する意識を再認識することができました。

 他には、この本に登場する食事も素敵だなと思いました。特段、レシピが紹介されているわけではないのですが、食事やお茶が非常に美しかったです。大切にしている道具や、その日のために買った野菜というのが、そういった感じを演出しているのではないでしょうか。私は毎日の食事について「なんとかしたい」と常々思っているのですが、結婚して3年半、未だに自分の食事スタイルが確立できていないように思います。理想は、早く作れて、栄養が正しく取れる食事なのですが、現実は早く作れることしか達成されず、毎日似たような名も無き料理を作っています。この点に関しては、旦那に申し訳ないなと思います…。それでも作ってくれてありがとうと言ってくれる旦那に甘えてしまっています。2018年の目標にしようかなと、今思い立ちました。

 小さな暮らしの中で大切にされていることがたくさん詰まった本でした。小さな暮らしに少しでも興味をもったなら、この本をおすすめします。写真がたくさん使われているので、雑誌感覚で非常に読みやすかったです。