ちょっとそこまでの世界

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『公務員の「異動」の教科書』

『公務員の「異動」の教科書』(学陽書房 堤 直規)

公務員の教科書シリーズ(?)を初めて読みました。

図書館の予約の関係で「1年目」より「異動」を先に読むことになりました。

私も公務員2年目、社会人としては6年目になり、異動対象なのだろうと思っています。来年の異動は、メンバーをみるとなさそうな気がしますが、万が一のことを考えて、また担当替えはありうるので、そのあたりのことを考えて手にとりました。

●「若手が目指すべきは指名される人材になること」

 異動対象者をめぐる「この人は必要だから保留にしてほしい」と「この業務にはあの人が必要」というのは、一致するものだそうです。よく分かる気がします。残って欲しい人も、来て欲しい人も、求められる人材だからこそだと思います。公務員生活には異動がつきもので色んな分野を経験していくことになりますが、どの分野でも共通する力を身につけたいと思います。

●「マニュアル」

 私の所属するところは、できて3年目ということもあり、マニュアルがあまりありません。マニュアルがない中で、私は前任者から引き継ぎ、今マニュアルのない中で後輩を指導しており、マニュアルの必要性を感じています。マニュアル作成はついつい後手に回りがちです。新人指導をしながら自分の業務を行い、今年度は新事業の実施にも携わり、時間がなく、気づけば1ヶ月が嵐のように過ぎていく毎日です。そんな中でも新人を育成し、後輩のためになること、今後の課のためになるマニュアルを作成したいと思っています。また、そのマニュアルには、本書にあったように「よくあるトラブルと対処法」を入れたいです。今ある記憶とこれから起こるトラブルを今後の後輩のために残していきたいと思います。

●「処理スピード」

 自分の処理スピードは、人並み程度だと思っていますが、私には正確さが欠けていると思っています。昔よりはミスが減りましたが、それでもミスをよくするタイプの人間だと思っています。そんな私が目標としているのは、今の課の係長です。処理スピードはもちろんですが、正確さと知識の豊富さに関して力の差を感じます。処理スピードを上げるには、同時に正確さも必要です。処理スピードの差は、やり直しがいかに少ないかにかかっています。よくミスをする人間としての経験談ですね。そういった点からも、係長の正確さを見習いたいです。

他にも自治体職員としてのお勧め書籍が紹介されていたり、若手から中堅になるための大事なことが多く書かれていました。さっそく明日からの仕事に活かしていきたいと思います。