ちょっとそこまでの世界

ちょっとそこまでの世界(私の周り)について

『八訂 地方公共団体 歳入歳出科目解説』(ぎょうせい)

長くかかりましたが、ようやくこの本を読み終えました。

この本は係長が購入してくださった図書です。予算編成までに一読できてよかったです。

●辞書のように利用する

 この本は一読すれば歳入歳出についてわかる本というよりかは、困った時にあたる本という気がしました。入庁2年目で、おまけに出先にいる私としては、まだ見たことがない費目ばかりで、概要をとりあえずさらった程度にしか理解できませんでした。ただ、自分が行っている業務が出てくる部分に関しては、「だから◯◯費で支出しているのね!」と思う部分があったので、辞書のように、新しい費目を目にしたら読むという使い方が良いのかもしれません。

●問と答

 この本は概要を説明した後に、運用例として問と答の形式で解説がされています。今後業務を行う上で、何費で支出すべきか、受け入れいるべきか迷った時に、頼りになるのではないかと思いました。特に異例の対応に迫られたときには、重宝しそうな気がしました。ここに載っていることくらいは、出納課がスラスラと回答してくれるのかもしれませんが、聞くよりも先に調べるためには便利だと思います。

地方自治六法と一緒に

 この本に限らずですが、地方自治六法を手元に置きながら読むのがいいと思います。普段業務では条文に触れる機会がないので、意識的に条文に触れるようにするためにも一石二鳥ではないかと思います。本書では、条文が手元になくても理解できる文章になっていましたが、自分で調べて読んだほうが理解がより深まると思います。

私のような新人レベルには、なかなか理解が難しい部分もありましたが、それでも一通り読んでみてよかったと思います。今後、繰り返し何度もあたりたい本です。そうして知識を深めていければいいかなという本でした。次は自治体法務についての本を読もうと思います。その次は時期的に予算編成かと思うので、予算編成について知識を深める時期にします。