ちょっとそこまでの世界

ちょっとそこまでの世界(私の周り)について

積極的に欲しいとも欲しくないとも思わないこの考え

f:id:takopon63:20200917192800p:plain


また一人、友人に赤ちゃんができたらしい。

私は26歳の時に結婚して、もうすぐ6年経とうとしていますが子供はいない。
この田舎ではなかなか珍しい夫婦だと思う。
絶対に子供が欲しくないと思った6年だったかというとそうでもないし、
どちらかと言うと「気づいたら6年経っていた」という方が正しい。

私にとって不思議でたまらないのが、みんな無条件で子供が欲しいと願い、すべてうまくいくことを想定していること。
誰もが心身ともに健康な子供が生まれてくることを想定している。
でも私はひねくれているのか、この6年間そういうふうには思えなかった。
もし難病を患う子供で治療に高額な医療費が必要だと言われても払う自信があるかと言われたらないし、
もし障害をもって生まれたら自分の仕事を辞めずに子育てできる自信がないし、
私だって一人の人間だから仕事をやりたいという意思があるからやめたくないし、
健康に生まれても殺人犯になって、自分は殺人犯の親になるかもしれないし。

私は結局子育てという賭けができなかった。
もしかしたら考えすぎなだけかもしれないけど、可能性がないわけではない。
子供が生まれて今の幸せが損なわれるのだったら、選ばない自由もあるし、
それもまた人生だと思う。

そんなことを考えていたら6年経った。
たぶんこれからも決心がつかなくて、年をとって、タイムリミットを迎える。
幸い、旦那は子供がほしくない派であり、私を甘やかすことが生きがいだそうで、
幸せだなと日々思う。


積極的に欲しいとも欲しくないとも思わないこの考えを誰かに受け入れてもらえたらうれしい。