ちょっとそこまでの世界

ちょっとそこまでの世界(私の周り)について

「視点の異なる友人」を想像して辿る

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今日の紹介本

ここじゃない世界に行きたかった (文春e-book)
 

 塩谷さんという方のエッセイです。
塩谷さんのことは、Twitterでたまたまお見かけした方。
素敵な文章を書かれるので勝手にフォローさせていただいてるだけです。
お手に取る際には、是非紙の本を買うことをお勧めします。

塩谷さんという「視点の異なる友人」を想像して、彼女の頭の中を辿ることができる、そんなエッセイでした。
そんな「視点の異なる友人」の考えを辿り、私の考えたことをつらつらと書いていこうと思います。

本音をインターネットに置くということ

インターネットが登場する以前は、本音は心の中にしかなかったように思う。
自分がしゃべらない限り、誰にも知りえなかった本音。
塩谷さんの言う「本音をインターネットに置く」という感覚は、ネット時代ならではだなと改めて思った。

私たちの生活には、家庭、職場、学校など様々な世界があり、
嘘とか建前ではなくて、それぞれの場所で自分と言う役割を担っているような気がする。
そういった様々な世界の縛りから解放されて一人になったとき、
一人で考え事をしているときなんかに本音は出てくる。
その本音は、どこの世界における私とも違っていて、
昔はそんな本音は心の奥底にあるだけで、さらけ出す場所なんてなかった。

でもインターネットの登場で、心の内なる声を誰かに向けて発信することができるようになった。
どの世界とも違った私が、本音を語り、インターネットという世界でつながりだす。
SNSなどで自分の本音を通して誰かと心を通わすことができる。
現実の様々な世界とはまた違った感覚を持つ人たちと出会える。
そこにSNSのおもしろさを感じる。
インターネットに本音を置くことで、新たな世界を知るきっかけを掴めて嬉しく思う。

美しくあること

塩谷さんは、美しくあることについて次のように述べていた。

美しくあることとはつまり、どう生きるか?という自分への問いかけであるのだ。

(中略)

美しさの定義は、懸命に生きる人の数だけ多様化していく。(p57-58)

この部分を読んで、そういうことだったのかと腑に落ちた。
美しさというのは本当に人それぞれで、たった一つの正しい答えはないと思っていた。
でもそれがなぜなのかは考えたことがなかった。
どう生きるかという問いかけが美しさであるから、美しさは多様化していく。
そうして多様化して、細分化された、ニッチな美しさを発信していき、
「私も美しいと思う」といった共感を得られたならば、最高に幸せなんじゃないか。
私は作り手ではないけれど、作り手の人の幸せってそういうところにあるのかもしれない。
自分の思う美しさを追及して追及して、何かで表現する。
それを見てニッチな世界に共感してくれる人がいる。
そこに幸せを感じるんじゃないかと。

そうであれば、ニッチな美しさに対して、鑑賞者である私が美しさを感じたならば、
それも最高に幸せなわけで。
美しくあることを追及する人と、観る人の重なり合いがあるから
美しさを求める双方向の世界があり続けるんだろうなと思った。

ここじゃない世界とは

誰しもこの世界から抜け出して、どこか遠い違う世界に行きたいとか、
やり直したいとか思ったことはあるんじゃないか。
私は高校生の時に1年間留学したことがあるけれど、外国は、当たり前だけど
日本じゃない世界だった。
私のことなんて誰も知らない世界。この新しい世界でなら何でもできそうな気がした。

でも、「ここじゃない世界」も、しばらく経てば私の「ここ」という世界になり、
結局日本にいたときと同じような問題に直面した。
目に見えるの景色はこんなに違うのに、抱える問題は日本にいたときと同じだった。

どこに行っても、塩谷さんの言うところの「理想郷は存在しない」。
いつだって「自分でやるしかない」し、「自らの手で、小さな理想郷をこしらえていく」必要がある。
そうやって自らの手で作る小さな理想郷は、私の中で美しくあることと重なりあった。
自分への問いかけを通して、小さな理想郷は「ここじゃない世界」になっていくんだなと。

本書のラスト数行はとても美しい文章だった。
私なんかのブログで引用するにはもったいないので、
ぜひ紙の本で手に取って、静かな夜に塩谷さんの考えを辿ってみてほしい。

新しい本棚とあふれてきた想い

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我が家の本棚事情

我が家には、
幅90cm×高さ180cmが一つ、
幅75cm×高さ100cmが一つの合計二つの本棚がある。
背が高い方は旦那と共有していて、2:8(旦那:私)の割合。
低い方は旦那専用となっている。
旦那の方が専門職のため、仕事用の書籍が多い。
私の本はビジネス書や仕事関連の本、あとは美術館の図録が多い。

Kindle購入

アパート生活なので、これ以上本棚を増やすのも良くないと思い
2年ほど前に各々Kindleを購入した。
それ以降、基本的にKindleで購入し、紙でしか手に入らない本や、
勉強するための本は紙の書籍で購入してきた。
そうすることで紙の書籍が減り、本の増加ペースを抑えることができた。
Kindleは思い立った時に購入して、すぐに読むことができるため、
読書量も以前に比べて圧倒的に増えた。
すぐに買うことができるということは便利だけど、
本代がかさむという新たな問題が出てきたこともまた事実なんだけれども。
こうしてKindleは私の読書生活を大きく変えた。

舞い込んできた商品券と本棚

Kindle生活によって紙の本を抑えてきたが、
それでもまた二つの本棚がいっぱいになった。
これまでにも本棚を埋めては、厳選して売り、スペースを空けて
新しい本を買うということを繰り返してきた。
そんな折に商品券が舞い込んできた。
臨時収入の商品券で、何を買おうか二人で相談した。
美味しいものを食べようか、洋服を買おうか、色々考えたけど
行きついた先は本棚だった。
気づいた時には、ニトリで以前から持っていた小さい方のサイズを一つ購入していた。
新しい本棚を迎えると、空いた空間を埋めたくなるのは何故だろう。
いっぱい本を買ってもいいよと言われたような気がした。
本好きな旦那も好きなだけ本増やせるね、と嬉しそうだった。 

実は抑えていたもの

最近、Twitterで読書アカウントをフォローするようになった。
実は前からフォローしたいとは思っていた。
でもKindleを買ってから読書量が増え、小説を買うことを控えていた。
小説は読み始めると気になって仕方なくなり、最後まで一気に読んでしまう。
たくさん読めることは嬉しいけれど、本代がかさむことも、
本を置くスペースと同じくらい悩ましい問題でもあった。
だからビジネス書や仕事に関連する本も並行することで、小説を読む量を抑えていた。

あふれる想いと決めたこと

私は職場の昼休みにお昼ご飯を食べながらTwitterのタイムラインを眺める。
お行儀が悪いけれど、つかの間の休息くらい自由な世界に浸りたいから良しとしている。
フォローさせていただいている方が読んだ本、リツイートした本、
いいねした本、様々な本が目に入ってくるようになった。

読書アカウントさんのツイートは、素敵な本の表紙であふれていた。

Kindleは白黒だったので、しばらく小説の表紙を意識していなかったことに気が付いた。
素敵な表紙を見ていると、小説を読みたいという想いがあふれてきた。
幸い読書以外にお金のかかる趣味はないし、旦那も本好きで本代は必要経費と
言い切る人なので、これを機に小説を制限するのをやめた。
もう本代を気にするのはやめよう。
考えてみたら本代を節約しないといけないほど生活に困っているわけでもないし、
フルタイムで働く私が読める本の量なんてたかが知れている。 

新しいスタート

新しい本棚を迎えたことで、本代を制限するのをやめた。
また新しい読書生活をスタートした、今はそんな気持ち。
読書アカウントのタイムラインを眺めながら、小説の素敵な表紙に心が躍る。
すぐ読むためにKindleで買うのもいい。
とっておきの表紙に出会ったら紙の本を買うのもいい。

今日も読書アカウントさんのツイートを眺めながら、次は何を読もうか考えている。

2021年 塗り絵1作品目完成

2021年、1作品目の塗り絵が完成しました!

ひみつの花園」より 

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完成したことが嬉しい!

自分の中のテーマ

今回の塗り絵で自分で設けたテーマ。
それは色と影。

  • 色について
    あまりたくさんの色を使わないようにしようと思っていました。
    なので、緑×青となっています。
    最後に塗った虫は少し目立つように赤くしてみました。
    使った色鉛筆は以下のとおりです。
    トンボ鉛筆 色鉛筆 NQ 36色 CB-NQ36C

    トンボ鉛筆 色鉛筆 NQ 36色 CB-NQ36C

    • メディア: オフィス用品
     

    17 あいいろ
    16 ぐんじょういろ
    15 あお
    14 うすあお
    13 みずいろ
    10 ふかみどり
    8  ときわいろ
    7  みどり
    6  きみどり
    25 あか
    22 ももいろ

  • 影について
    赤や桃色を入れて、上から青や緑を塗ってみました。
    赤が強すぎる部分もありますし、そもそも影に見えているのかも疑問…。
    影というか濃淡を出すのは難しいですね。
    数をこなして上手に塗れるようになりたいです。

次はこれに挑戦!

この本を購入しました。 

気になる色から探せる! 配色セレクトBOOK

気になる色から探せる! 配色セレクトBOOK

 

 配色本です。
36色の色鉛筆でどこまで雰囲気を出せるか分かりませんが、
とりあえず自分が好きな配色を使って次の作品を塗っていきたいと思います。

本屋で色々見てこの本に決めましたが、決め手は書いてあるとおり
「気になる色から探せる」こと。
イメージする言葉から配色を紹介している本が数ある中で、
色から配色を探せることに魅力を感じました。

 

こういう本は見ているだけでうきうきして、
見ただけでやった感がでるので要注意です(笑)
塗らないと塗り絵のために買った意味がないですからね~。

自分の看板を外したい でもできない

一度自分についた看板はなかなか外せないなと思うことないですか?

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「めっちゃ英語できる人」と思われている

私は職場でそんな風に思われているらしいです。
めっちゃ英語ができると思われて、本当にネイティブ並みにできるなら
そうだよ~くらいにしか思いませんが、
実際にはそこそこできるくらいにしか当の本人は思っていないので、
みんなにめっちゃ英語できると噂されても少し困る…というのが本音です。
私よりも英語ができる人(実際に見聞きしたわけではないけど)はいると思うんです。

 

「英語ができる人」という看板を外したい

もう対して英語に興味がないというか、仕事で英語を使う部署に今はいないし、
必要性がないので長らく目標を持てていません。
本当は「英語ができる人」を卒業したい。
そんな看板は外したいと思っているのに、一度ついた看板は簡単には外れないようです。

外したいけど外せない

 自分で看板を外しにかかれたらいいんだろうけど、そんなことできないのが困った性格です。
英語ができる人という看板を外したいのに、そのくせ「なんだ案外たいしたことないじゃん、あの人」と言われるのが嫌。
看板外したいくせにプライドが邪魔をする、それが今の私だと思っています。
目標がないくせに毎日英文法を思い出すために問題集をやったり、
いつか英語を話す部署に異動したときのために会話練習をしてみたり。
勉強すること自体は苦じゃないのでやってしまう。

 

英語を勉強する目的なんて人それぞれ

 これからも今の職場にいる限りは「めっちゃ英語ができる人」という看板は外せないだろうし、外せないなら自分のプライドを守るために学び続ける。
それが私の選んだ道なのかもしれません。
特定の目的のために英語を勉強するのはもちろん良いことだけど、
私みたいにプライドを守るために勉強を続けても良くないですか?

暇な時こそ勉強

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今の部署は繁忙期が4~6月で、それ以外は平和です。
平和すぎて頭を使わなさすぎるので、今年は法学を勉強しようと思います。

なんで法学?

私は法学部出身ではないので、これまで何となく条例を読んで、
法務研修を受けて何となく仕事をしていました。
たぶん、法学の体系とか知らなくても実務に差支えはないし、
法学部出身じゃなくて困ったことは一度もありません。

ただ、若いうちは実務さえできればいいのかなと思いますが、
もう少し年と経験を重ねると根本的な所も知っておく必要があるのではないかと
思いました。あとは、単純に興味がわいたからですね。

暇な時だからこそ

普段は知らなくても問題ないことは、時間があるときに勉強すべきだと思っています。
実務に関する知識、例えば税金に関する知識や保険年金に関する知識は、
実務をする上で知るべきだし、知らないわけにはいきません。
でも知らなくてもいいことというのは往々にして後回しにされがちです。
暇な時だからこそ意識的に勉強を取り入れないといけないと思うのです。

 

何から学ぼうか

とりあえず法学とは何ぞやという所から勉強したいと思います。
最終的には地方自治法行政法に行きつくような気がしますが、
まずはざっくり全体を学びたいと思います。
選んだのは、この本です。 

プレップ法学を学ぶ前に <第2版> (プレップシリーズ)

プレップ法学を学ぶ前に <第2版> (プレップシリーズ)

  • 作者:道垣内 弘人
  • 発売日: 2017/11/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 いかにも硬派な見た目をしていましたが、中身は本当に「法学を学ぶ前」の人に向けて
書かれた本です。法律ってそういうことねというのが、ざっくりと分かりやすく説明されています。

次に読んでみようと思っている本はこれ。 

法学を学ぶのはなぜ?

法学を学ぶのはなぜ?

  • 作者:果, 森田
  • 発売日: 2020/11/02
  • メディア: 単行本
 

 これも面白そうだなと思っています。来週くらいには頼もうかな。
あとはこれも気になっています。 

法律を読む技術・学ぶ技術[改訂第3版]
 

 この辺りを自分の2月、3月の課題図書にしようと思います。
当面の間は本を読んで勉強したいと思いますが、
異動の状況と自分の興味の度合いによっては、放送大学の科目履修も考えています。
たしか助成制度が職場に合ったような。

なんにせよ、仕事が暇で仕方なくても、家に帰れば勉強することがある!
と思えることは精神的に救われます。
2月もがんばって勉強したいと思います!

住まいと暮らしの理想

毎月ではないけれど、心が魅かれた月に読んでいるのは
&Premiumです。 

特に住まいと一人時間に関する特集がお気に入り。
今月もタイトルを見ただけで即購入しちゃいました。 

私の住まい事情

現在は賃貸の3DKのアパートに住んでいます。
ゆくゆくは中古マンションを購入しようかなと思っていますが、
理想とする地域に物件がないこと、予算範囲内に価格が落ちていないこと等が
理由でまだ実際に購入する段階まで進んでいません。
でもこういう住宅や暮らしを雑誌で眺めていると憧れはつのります!

理想とする暮らしと住まい

私は旦那さんと二人で

  • 読書ができて
  • お茶ができて
  • リビングでパソコンを使う

そんな暮らしができたらいいなと思っています。
一般的なリビングダイニングがあれが十分。
お互い同じ空間でそれぞれ好きなことができる、そんな空間がいいなと思っています。

購入はまだ先だけど

購入するのはもう少し先になりそうですが、こういった住まいの雑誌を眺めたり、
ノートに色々妄想して家具の配置を考えたりしています。
こういう時間が楽しいなって思います。
お家で過ごす時間が増えているこのご時世、妄想がはかどります(笑)

やりたいことがないんじゃなかった

最近「やりたいことがない」とずっと思っていました。
好きなことをやっている人がうらやましくて、そんな人たちをYoutubeで見る毎日。
でもつい先日、忘れていたことに気づきました。

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私の強みは「達成欲」だった

1年ほど前にストレングスファインダーをやってみました。
書籍を買って自分の強みを診断するものです。 

 この時に出た私の上位5つの資質は以下のとおりでした。
1 達成欲
2 調和性
3 慎重さ
4 学習欲
5 内省

私の一番の強みは達成欲。自分が多忙で生産的であることに満足感を覚える人です。
まさに私のこと…!仕事が暇で仕方ない時は心が腐りそうです…。

やりたいことがないんじゃなかった

達成欲がないから毎日充実していると感じられなかったのだと思います。
興味はあるものの、なんとなく手をつける気にならない。
でもやってみると、やっぱり楽しいと気づく。
つまり、TO DO LISTみたいなものが私には必要だったのです。
明日はアレとコレと…やって、実際にやったら、「よし、やったぞ!」という
達成感。
これこそが私に欠けていたものなんじゃないかと思いました。

「やりたいことリスト」から「達成したいことリスト」に変更

バレットジャーナルにやりたいことリストというのを1週ごとに書いていました。
でもだんだん書くことがなくなってきて、やりたいことがない…と思っていました。
そこで、先週から「やりたいことリスト」を書くのをやめました。
代わりに「達成したいことリスト」を月の表紙に書くことにしました。
ふとした時に思いついた達成したいことを書き足していきます。
そして休前日に「達成したいことリスト」からやりたいことを選び、
休日のTO DO LISTに落とし込んでいきます。


やりたいことリストと達成したいことリストは違う

やりたいことリストと達成したいことリストは同じように見えますが、
私にとっては違うものです。
「やりたいこと」→実現できるか分からないけど、いつかやってみたいこと。挑戦したいこと。
「達成したいこと」→実際に行動に移せるレベルのやりたいこと。
(例)お風呂のカビ取り、クッキーを焼く、この本を読み終える。

あとは単純に「やりたいこと」と書くより、「達成したいこと」と書く方が、
私の場合はやる気が出ます。

しばらくは、達成したいことリストを作って週末を過ごしてみたいと思います。
週末だけじゃなくて、平日の夜も「達成したいことリスト」を見ていると
今時間あるしこれをやろうと意識的に行動できるようになった気がします。
やりたいことを探していた時より、今の方が気持ちがすっきりしました。

今週もがんばろう!